『1Q84』

概要

『1Q84』は、村上春樹が2010年に発表した長編小説です。東京で出会った二人の主人公が、突如現れた「1Q84」と呼ばれる世界で、それぞれ運命の謎に迫っていく物語です。

感想

本書は、村上春樹の代表作として知られており、とても壮大で謎めいた世界観が特徴的です。一度に2冊もある長さにも関わらず、一気に読み進めることができました。主人公の青豆と天吾が、それぞれの不幸な過去や悩みを抱えながら、“1Q84”という世界にたどり着くまでのストーリー展開が見応えがあると思います。

また、村上春樹独特の文体や描写が、読者を作品の中に引き込む力があります。特に、青豆と天吾がそれぞれ出会う新しい人々との交流や、１Q84内部の様々な事件、謎が巻き起こる描写など、世界観を深める詳細な描写が印象的でした。

ただし、中盤までストーリーが進んでいるのに、全く謎が解けていないため、少々辛抱が必要な面もあるかもしれません。また、この作品が好きな人にしか向かないと感じました。独特で曖昧な村上春樹の世界観が好きな人にはとてもおすすめな作品です。

評価

総合的には、非常に魅力的で素晴らしい作品だと評価できます。

評価：★★★★☆