オススメ度:★★★★☆(4/5)
あらすじ
主人公・鳥飼と、彼の友人たちとの青春群像劇です。1960年代に東京で暮らす20代の若者たちの心の揺れ動きが描かれており、とくに鳥飼と3人の女性との恋愛模様が物語の軸となっています。
感想
本作は、村上春樹の代表作の一つであり、小説家としての名声を確立した作品の一つです。若者たちの切ない恋愛模様が描かれているだけでなく、その背景として、当時の社会情勢や文化や風俗も上手く取り入れられています。
個人的には、鳥飼と女性3人の間の関係性が、ドロドロしていながらも嫌な感じがしないように描かれているのが印象的でした。また、鳥飼が生きる希望を見出す場面など、胸がキュンとするような瞬間も多く、一気に読み進めてしまいました。
一方で、村上春樹ならではの奇妙なシーンや言葉選びも散りばめられており、ファンなら見逃せない要素も多く含まれています。
まとめ
「ノルウェイの森」は、若者たちのドラマと、当時の社会情勢を上手く取り入れた小説で、村上春樹の代表作の一つとして認知されています。切ない恋愛模様や奇妙なシーンなど、多彩なストーリー展開が魅力的です。
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