概要
「村上春樹のひとりぼっちが好きな人」は、作家・村上春樹が自身の作品や人生について語ったエッセイ集である。エッセイは回想形式で、村上春樹が青春期から現在までの重みのあるエピソードを語る様子が描かれている。
感想
この本を読んで、村上春樹作品を読むたびに深く感じ取ることのできる、作者自身の思いや考えを知ることができた。また、エッセイの中には、私たちにも共感できるエピソードが描かれており、読む人の心にも響く作品である。
個人的に印象に残ったのは、「尊敬する人物には近づかない方がいい」という村上春樹の言葉である。自分が特定のアーティストや作家を目標にしている時期に、その人物と実際に接する機会を持てたときの葛藤や落胆が生々しく描かれており、心に残った。
ただ、テーマが多岐に渡り、話が時系列で進んでいくため、読み進めるうちにどこで話がどんな内容だったかわからなくなる場合があった。読みやすくしようとしていると思われる箇所で、改行が多く使用されているのも少し読みづらかった。
評価
全体的に、村上春樹自身の人生や作品裏話を知ることができる興味深い内容であった。ただ、改行の使用がやや多く、指定されたタグ以外も使用されているなど、改善する余地はあると思われる。そこで、10点満点中7点と評価する。
参考になった方は、ぜひ読んでみてください。
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