あらすじ
2015年、環境破壊によって荒廃した日本を舞台に、情報操作による支配を行う結社・蒼穹会が政権を握っていた。
そんな中、蒼穹会の暗部で活動していた高校生の久保田直樹は、同じく蒼穹会と戦っていた青年・海老原勇気と出会い、自らも蒼穹会に対抗するために、仲間たちとともに立ち上がる。
感想
本書は、アクションものとしての面白さと、現代日本に潜む問題意識を掘り起こすストーリー展開が魅力的だった。
登場人物たちの間にある友情や信頼関係、不器用ながらも立ち向かう姿勢に共感を覚えた。また、蒼穹会といった権力者たちの冷酷さや、それに抗うために降りかかる苦難を通して、現代社会における政治や情報の問題点について考えさせられた。
オススメしたい一冊である。
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