あらすじ
実在した幻のバンド「GAS」をモチーフにした小説。物語は、音楽大学を卒業してから実家に戻った主人公の青年、蛍が突然友人の楢崎から「GAS」を知っているかと問われ、彼女に語られる形で始まる。彼女が熱狂するGASの世界に惹かれ、蛍は彼女とともに“魂を揺さぶる音楽”を求め、GASの軌跡を追う。
感想
本書は、音楽について熱く語ることのできる人にとって、非常に共感できる小説だと思います。GASというバンドは、実際には存在しないとされていますが、その音楽は非常にリアルで、読み進めるうちに本当に存在していたかのように感じさせます。また、主人公である蛍の成長の過程が描かれており、最初はただ彼女についていくだけだった彼が、自分自身の音楽を模索し始める姿には、胸が熱くなりました。
まとめ
音楽好きの方には絶対に読んでほしい小説。物語の中にGASの曲が数多く登場するので、読みながらその曲を聴いてみるのもおすすめです。音楽の力、そして音楽に生きる人々の情熱に触れたい人には、ぜひ読んでほしい一冊です。
以上が私の『イノセント・ブルー』のレビューでした。
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