『ノルウェイの森』

あらすじ

舞台は1960年代の東京。大学生のトオルは、かつて交際していた恋人の先輩、なつきと出会い、彼女が住むアパートに通うようになる。それからしばらくして、なつきの恋人であるキズキが自殺するという事件が起こる。トオルとなつきは、それぞれの過去を背負いながら、悩み、心を傷つけながら、共に歩む。

感想

村上春樹の代表作であるこの小説は、登場人物のリアルな心理描写が秀逸である。また、登場する曲の選曲も素晴らしく、読者は小説の中で流れる音楽を楽しむことができる。村上春樹の作品は、深い哲学や意味が多くあり、その意味を読者自身が思い描きつつ、小説を読むクセがつくが、この小説は、どのような現代文学にも負けない、恋愛小説となっている。

おすすめ度

★★★★★

出版情報

『ノルウェイの森』（新潮社）ISBN 978-4101007312

以上、『ノルウェイの森』の書籍レビューでした。