『ノルウェイの森』のレビュー

あらすじ

東京の大学に通う主人公、トルウェタが学生時代に出会った2人の女性、かつての恋人である奈津子と、友人の直子とのドラマを描いた物語。

感想

村上春樹による、20代の若者たちの青春ストーリー。
主人公トルウェタが体験する人間関係の深さや人生の転機について丁寧に描かれている。彼の淡い思い出や選ぶべき道と向き合う姿勢には感情移入ができた。

物語は、主人公と2人の女性との恋愛模様を軸に進むが、登場人物たちに深みがあり、ともすれば読者を引き込みすぎるため喫茶店で過ごす時間が増えてしまった。
東京という街の描写も非常にリアルで、私自身が暮らしていたころを思い出させるような描写ばかり。
ただ、初めて読んだ際にはストーリーの謎や深い物語が何が言いたいのか分からなかったため、もう一回読んで理解し、ダイジェストしましたが、それでも二度目読んで良かったと思いました。

総評

村上春樹の作品としては、比較的容易に理解できる作品ではありましたが、何度も読み返して肝に銘じたいと思える作品でした。作中に出てくる登場人物たちの人生、人間関係について考えたり、自分自身を俯瞰的に見ることができるようになるだろう。
強く感情移入することができ、最後にはトルウェタの人生がどのように変わったかを想像することができて、非常に感動する一冊だった。

参考文献:「ノルウェイの森」村上春樹


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